今回は東京都の中で唯一名前に村が付く、西多摩郡の「檜原村」に行ってきました。
目的地は檜原村の一番の名所である「払沢(ほっさわ)の滝」です!
「日本の滝100選」にも選ばれている名瀑への道、写真盛り沢山で行ってみましょう♪
曇り空は残念ですが、旅のお供はいつものこいつらです!
払沢の滝の場所は?
都心方面から向かうのでしたら、「都道7号」に乗って、7号をひたすら西へ向かって行くと「武蔵五日市駅」にぶつかります。
その丁字路を左折して、またひたすら道なりに行くと「橘橋」という信号のある丁字路に着くので、そこは右折です。
「武蔵五日市駅」から先の道は、どんどん山道になってワインディングになっていくので、バイク乗りにとっては中々爽快な道です!
しかし、昼頃になると交通量も増えるので、無茶な運転は禁物です。
檜原とうふ ちとせ屋
「橘橋」を右折して少し進むと、左手に「ちとせ屋」が見えてきます。
この「ちとせ屋」の裏の細い道を進むと、駐車場が見えてきます。
▲ちとせ屋名物のドーナツ(100円)。払沢の滝に来る人は、これを食べなきゃ始まりません!
私は帰りに食べたのですが、サクサク揚げたてで、とても美味しかったです♪
豆腐も試食させてもらったのですが、濃い味で最高でした!
駐車場
ちとせ屋の裏を進むと、橋の先に駐車場が見えてきます。
払沢の滝の案内板もあります。
10数台ぐらいでしょうか、意外と狭いなと思っていると
更に奥に沢山ありました。
むしろこっちが正規の入口なのかも。
案内板やお手洗いもあります。
「払沢の滝」への道は、行って帰るだけなら2、30分ぐらいで行けますが、ここより奥にはお手洗いは無いので先に済ませておきましょう。
ちなみに、私は9時くらいに到着したのですが、その時はガラガラだった駐車場が、帰りには結構沢山車が止まっていました。
ゆっくり自分のペースで散策したいのであれば、やはり早い時間がお勧めです!
払沢の滝へ行く
駐車場にバイクを停めたら、そこからは徒歩で向かいます。なぜか駐車場の下にはドッグランが...。
滝までの道
先ほどの案内板から進むと、すぐに木々に覆われた道になります。
日陰は涼しいですね!
すぐに「ほっさわばし」が見えてきます。
下を覗くと清流の流れも見えます。
案内板。この付近は、ハイキング(登山?)のコースがいくつもあるようです。
滝までの道はウッドチップが敷き詰められているので、ふかふかして歩きやすいのです!
少し進むと、なにやら建物が見えてきました。
こちらは「ギャラリー喫茶 やまびこ」です。
【やまびこ 食べログページ】
https://s.tabelog.com/
喫茶や軽食、ビールなども取り扱っているお店です。
しかもその全ては、陶器で出てくるらしく、器の購入も出来るそう。
残念ながら、私が行った時は閉まっていました。
向かい側に離れのような建物もあって、その中を見てみると沢山陶器が置かれていました。
また次に来た時は寄ってみましょう!
ちなみに、周りは完全に森です。
モミジが沢山植えられているので、秋に来ると紅葉が素晴らしそうです。
からの、突然の自販機。
これなら、以前行った神奈川の「ユーシン渓谷」の時のように、飲み物無くなって半死に状態にならなくて済みそうです!
あの時は本当に家に帰れないと思った...。
ベンチなどの休憩スペースもしっかり設置されています。
冒険心のそそられる小道もありますが、今回は寄り道せずに進みます。
多少傾斜のある道ですが、ウッドチップの効果もあり余裕綽々の道。
すれ違う他の観光の方達も、結構年配の方がいらっしゃったりしますし、気軽に来られる秘境です!
ギター背負って歩いていると、すれ違うおっちゃんに「お、いいねー!」なんて言われるので、嬉し恥ずかし面白旅です。
しばらく歩くと、また建物が見えて来ます。
緑の中に緑色の建物がある!
なんかシャレオツだし、あのマーク絶対郵便局やん!
近づいてみましょう!
看板に「ひのはらゆうびん館」と「木工房森のささやき」とあります。
柵がしてあり中には入れなかったのですが、帰ってから調べてみると、かつては本当に郵便局として建っていたそう。
現在は工房として使っているのだとか。
渓谷にせり出して作られた建物は、地下合わせて3階建てになっています。
ロマンがありますねー!ウッドデッキには、錆びた郵便配達の自転車も置かれていました。
郵便局を後にして進むと、周りが杉林になっていきます。
うーむ、まっすぐだ。
杉は多分木の中でも真面目なヤツなのでしょう。
委員長っぽい。
杉林を眺めながら進むと、看板が見えてきます。
「忠助淵」とあります。
ここから下に流れる渓谷が見られます。
小さいですが、美しい滝と青く輝く水面が見られます!
残念ながら、この淵は下に降りられないので、上からの景色で我慢しましょう。
「忠助淵」を堪能したらまだまだ進みましょう。
目指すは「払沢の滝」です!
そういえば、遊歩道沿いは紫陽花が沢山並んでいます。
時期ではないので花はもう枯れていましたが、梅雨の晴れ間にでも来てみると、それは美しい事でしょう!
どんどん進みます。
うん、やっぱり委員長だ。
しばらくすると、小さい滝と、その上になんだか小道の様な変な物が見えてきました。
こ、これは冒険心がうずく!い、行ってしまうか...!?!?
...駄目でした。
気を取り直して前進あるのみッ!
石碑。
本水道の起こりは古く...云々。とあるので、恐らくこの渓谷を流れる川を飲料水として利用し始めた時の事を書いてあるのでしょう。
この石碑の近くから、下の川の側まで行ける場所があります。
比較対象がないので分かりづらいですが、この滝結構大きいのです。
力強い滝に澄んだ水!テンションが上がります!
テンション上がると、そりゃ私歌いますよー!
Paul MacCartneyのYoung Boyと、OASISのLet There Be Love。
歌ってたら他の観光の人が来て、迷惑かなと思って遊歩道に戻ると、もっとやれば良いのにって言われてしまいました。
うーん、良い人だ!
滝の近くにあった、謎の掃除用具。
この渓谷は、気を付けて見ていると結構な数の滝があるのです。
大小様々で形も色々ですが、「払沢の滝」に着くまでも楽しみながら進めます。
ウッドチップの道をさらに進むと、休憩所が見えてきます。
新しい感じの建物です。
ここまで来れば、「払沢の滝」は目の前です!
払沢の滝
休憩所からはもう数メートルで「払沢の滝」です。
木のスロープを渡ります。
ありがとう清流の石碑。
もう滝の音が響いてきます!
大自然ハンパない。
また比較対象ないので分かりづらいですが、「払沢の滝」デカイです。
落差26mだそうですが、見上げていると滝に圧倒されてしまう程です。
下流に力強く流れています。
滝壺には主である大蛇が住んでいたそう。
滝壺に住むのは、大蛇か龍の確率とても高いです。
横の石段から、滝の側まで行けます。
感動を伝えたくて動画も撮って見ましたが、やはり生の迫力には敵いませんね。
是非1度、足を運んでみてください!
「払沢の滝」は夏に涼を取るのにも最適ですが、実は真冬こそが本領発揮の季節なのです。
【出典】http://www.poga.info/waterfall/
なんと「払沢の滝」は、真冬になると全てが凍って「氷瀑」となるのです!
確率はかなり低いそうですが、この規模の氷瀑が見られたら、もう私はテンション上がりすぎて倒れてしまう事でしょう。
「払沢の滝」は、まさに四季折々に全く違った姿を私たちに見せてくれるのです!
お食事処
滝を満喫した後はお昼ご飯でも食べましょう。払沢の滝のひとつ目の駐車場の側には、ふたつのお店があります。
と、言うよりも、恐らくひとつ目の駐車場は、このお店の駐車場のような気がしてきました...。
こっちにバイク停めちゃった、ごめんなさい!
四季の里
【四季の里 公式ホームページ】
http://www.fujinomori.net/
住所 : 西多摩郡檜原村5493
「四季の里」は自前の畑で採れる野菜や、山の山菜を使った料理が食べられます。
Villa Delpino
【Villa Delpino 食べログページ】
https://s.tabelog.com/
住所 : 東京都西多摩郡檜原村本宿5493-1
こちらは森の中の、一軒家イタリアンのお店です。
本格的なイタリアンと、ソムリエの選ぶ美味しいワインも楽しめます!
残念ながら、今回はこちらは準備中でした。
イタリアン食べたかった...!
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林道を行く
「払沢の滝」も満喫した事だし、さっさと帰る...訳がありません!
頑張って早起きしたので、滝を見終わってもまだ10時過ぎです。
グーグルマップによると、「払沢の滝」の駐車場から更に奥、林道を抜けた先に、なにやら神社があるそうなのです。
しかし、林道の終点のような場所ですし、どう考えてもそんなスペースがあるような所ではないのです。
よし、とりあえず行ってみましょう!
どんどん登る
この写真は駐車場から撮った写真なのですが、もう既に山です。
しかしここからもっと上へ登って行きましょう。
駐車場を横目にバイクを走らせます。
道がどんどん狭くなっていきます。
U字型のカーブが続きます。
あ、やべ、これ写真撮る余裕ないわ...!
路肩で一休み。
いつの間にか空に晴れ間が見えています。私雨男なのですが、珍しい事もあるものです。
そしてこの道、車だとすれ違えないような道です。
一回奥から軽バンが来て譲りましたが、車だと中々大変そうです。
所々に民家が見えます。
なんだか凄いところに来てしまった。
この時は山なのに暑いなー、なんて思っていたのですが、いざ山を下ると、街のうだるような暑さは半端ではなく、やっぱり山は涼しいのだと気付かされました。
道自体は綺麗に舗装されているので、対向車と木片や石に気を付ければ、かなり楽に走れます。
木片踏んで前輪滑って、咄嗟に変な声が出たのは内緒です。
大山祇神社
林道をずっと登って行くと、頂上の小さな広場に着きます。老夫婦の先客が居らしたので写真は遠慮しましたが、とても見晴らしの良い場所です。
おお、このお店の看板麓にもありましたね。
しかしこの日は営業していなかったようです。
ありました、お目当の神社です!
「大山祇神社」は愛媛県今治市にも、同じ名前の神社があったような気がします。
石燈籠を抜けて、木の根を避けて進むと、お社が見えてきました。
小さいながらも、しっかり手入れされていました。実は結構人が来る場所なのかもしれません。
愛されている神社です。
積まれたお賽銭。奥にちゃんとお賽銭箱あるのに 笑
東京のスイス!
かなり細かく書き込まれていました。おもしろい。
出ました、ツキノワグマ情報!
東京に熊なんて居るものなのですね。
私のバイクは中々うるさい音なので、まあ大丈夫でしょう。
隠れ家気分...。
地理的に考えて、気分どころか完全に隠れ家です。
頂上から先は、道はあるのですが車は通れないようだったので、恐らくハイキングの人々が寄るお店なのでしょう。
本日は休業します、との事。
バイクでは先に進めなさそうだったので、Uターンして帰りましょう!
帰り道
とはいえ、神社から帰る時点でまだ11時。お昼にすらなっていません。こんな状況で、寄り道大好きな私が真っ直ぐ帰るはずがありません。
春日神社
ワインディングロードを気持ちよく帰っていると、気になる建物が。はい!またもや神社です。
私は信仰心なんて持っていないのですが、神社は好きなのです。
歴史を感じる建造物が好きなのかもしれません。
お清めの場。
こうやって見ると、私のバイク小さいですね!
お堂の横には、とても大きな杉が。
奥に古びた遊具があります。
思い出してみると、確かに小さい頃は近くの神社などで遊んでいましたね!
これちょっと驚いたのですが、お堂の奥に本殿があって、その中にもうひとつ本殿の様な物があるのです。
土台の彫り物も素晴らしい出来栄えだし、なんだかこれを見ただけで、私は全てに満足してしまいました。
山の店
帰路の左側にある、トイレ休憩の為の駐車スペースにあるお店。
この横に流れる川もとても綺麗でした!
緑がかった色が美しいです。
側に架かった橋の上から。
もう少し深さがあれば、橋から度胸試しの飛び込みも出来そうですね。(アカン)
周辺の案内板。
向かい側にはお蕎麦屋さんがあります。
中山の滝
この滝は、行く前からグーグルマップによって存在は知っていました。しかし、日本の滝100選である「払沢の滝」を見た後ではその姿も褪せてしまうと思い、スルーしてそのまま帰るつもりでした。
ですが、帰り道の道路の上からチラリと見えたその姿。
通り過ぎたその道を、即Uターンです。
目印はこの慰霊碑。
結構な大きさなので、すぐに分かると思います。
このお手洗いの左奥から階段で行けます。
ちなみに、お手洗いの真横まで行かないと階段見えません。
はじめどこから降りられるか分からなくて、危うく民家に突入しそうだったので、気を付けてください。
突如、木の階段が現れます。
RPGゲームの隠し通路を探している気分になれます。
中々急な階段です。
振り返って帰りの事を考えると、少しげんなりします。
木の隙間から見えてきました!
あーーーーーー!スルーしなくて良かったーーーーーーーーー!
突然広がる岩場と川の流れは、疲れなんて吹き飛ばしてくれます!
岩場を伝って滝のすぐ側まで行けます。
写真を撮りたくなりますが、苔などで滑りやすいので、スマホはしっかりポケットに入れておきましょう。
あー、大自然。最高です。
高さは無いですが、幅が広くてとても力強い流れです。
なにやら、男性的な滝と言われているそうですね。
じっと滝を見ていると、小さな魚がぴょんぴょん滝登りをしているのも見られます。
泳ぐと気持ち良さそうです!
滝の様子です。ごうごう言っています!
Paul MacCartneyのToo Much Rain。
気持ち良すぎて、ひたすら歌っていました。
この場所が1番長く滞在していたように思います。
「中山の滝」は隠れお勧めスポットです!
おわりに
県外の人からすると、東京にこんな場所があるのか!と思われそうですが、山の方へ向かうと、意外に自然そのままの地域もあります。奥多摩方面は、ふらっとバイクを流しに行くついでに行けるので、かなりお勧めです!
そういえば、「中山の滝」から帰る時に、若いお兄さんふたりとすれ違って挨拶したのですが、道路に戻るとバイクが2台停まっていました。
あー!バイク乗りだった!話しかけておけば良かった...!
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